「ヤングサークル」という謎の言葉についての考察。

私が地方で初めて社交ダンスというか、ペアダンスに出会った時は周りに存在しませんでしたが、東京に来ると「ヤングサークル」なるものがある事を知りました。

競技会での年齢制限というと普通「シニア戦」の事で、何歳以上じゃないと参戦できないとという意味ですが、「ヤングサークル」の年齢制限は逆で、会員資格として何歳以下と決めているところが多いです。とは言っても運用はサークルによってマチマチで、厳格にやってるところもあれば、適当に運用しているところもあります。

「ヤングサークル」という言葉にはとても違和感を感じていて、そもそも「ヤング」とは何歳までなのか?という疑問や、「ヤング」という死語を、若い人が自分たちを示す言葉として普通使わないだろう、とかイロイロ思ったりします。

そんな訳で、「ヤングサークル」とは何なのかを個人的に調査した事があります。その結果分かったのは、「ヤングサークル」は何歳以下の会員で構成されたサークルである、みたいな定義とは本質的に違うという事です。

昔から、同年代の友達作りのニーズを満たす場所として、サークルは活用されて来ましたが、どうやら「ヤングサークル」というシーンが生まれる背景には、黒幕が存在したようなのです。

それは、世田谷で活動していた長谷川徹さんという方(故人)で、今から3〜40年ほど前に、自らのほほえみというサークル活動のかたわら、主催のほほえみカップであったり、周りのサークルを集めたJDS(城南地区ダンスサークル親睦会)という組織を作って、そこを中心に「ヤングサークル」というシーンが首都圏で形勢されていったようです。

私がダンスを習い始めた頃に、長谷川さんはお亡くなりになられ、私は直接の面識はないのですが、様々な方から聞いた話によると凄い立役者だったようです。

ですから「ヤングサークル」の本質的な定義は、狭義には、故長谷川さんを中心に組織されたJDSに集まったサークル達の事を言い、広義には、そこから直接・間接的に影響を受けて全国で活動しているサークル達という事になります。

さて、ここからが本題ですが、その長谷川さんの精神を引き継ぐJDS主催「第35回 JDSダンスフェスティバル」が7月22日(日)にティアラこうとう大会議室にて開催されます。ヤングサークル界最大の一大フェスティバルです。入場・観戦無料なので、ご興味のある方は見学・視察に来てはいかがでしょうか?

JDS

追伸:「ヤングサークル」が同年代の交流の場を提供しているのは素晴らしい事ですが、そこに留まらず、さらに多世代の交流が持てるようになって行ければ良いな、と個人的には思っています。

前田

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